令和フィルムカメラ(16) 遂に出会った理想のカメラ
こんにちは。上野治療室からです。
カメラのお話。
色々とカメラを買っては試しているのですが、
最近になってようやくカメラを買っている理由、みたいなものが見えて来た気がします。
これだけ買ってようやく、なんですが。
なぜカメラを買っているのか?
お気に入りのカメラを見つけたい。終のカメラを手に入れたい。
これなんだと思います。
この先も更にカメラを買うのかもですがずっと使い続けたい、そんなカメラに出会いたい。
そう思って色々買っているのでは?という気がしました。
しかしですね、遂に出会えた気がします。終のカメラとなるのでは?という一台。

それがコニカIIIMです。1959年発売
距離計連動のレンジファインダー式カメラ。
視野率100%の自動でパララックス補正がかかるファインダーですとか
レンズ横についている巻き上げレバー、セレン光電池で露出計付きなど
盛り沢山の機能なのですが、一番気になったのはこれなのです。

取り外し可能なシングルファインダー
これをつけると通常の半分のサイズ、つまりハーフサイズカメラになる。
コニカはシングル-ハーフ切替機構のついたカメラを他にも出しています。
レンジファインダーで目測でなくピントが合わせられるハーフサイズカメラはやはり憧れがあるのです。
OLYMPUS PEN Fシリーズは一時期とても憧れました。
という事でこれは欲しい!と思って探してみたところなかなか見つからず。
シングルフレームがついていない個体はあるのですが。難しいものですね。
という事ですがアレコレ手を介して運良く何とか見つかりました。無事購入。
どうしても欲しかった。使ってみたかった。。

早速撮ってみましたが素晴らしい写りなんです。
ヘキサノン50mm F1.8のレンズがとにかく素晴らしい。

シャッタースピードも1/500まであるので開放近くで撮影してボケを出すことも出来ます。

とにかくこのカメラで撮影すると写真がうまくなったような気がするんですよね。その位にいい。
50mmの画角って苦手だなあと思っていたのですが

このカメラはファインダーが端まで見えるし端までしっかり写るので
狭い感じがしないんですよね。とても使いやすい。
そしてハーフサイズです。やはり撮ってみました。

フルサイズでいいんですから、ハーフも良く写るに決まってますよね。。
ただ、少し考えてしまいました。

確かにハーフサイズなんだけど、50mmのフルサイズの両端を切ってそれは
ちょっとズルなのではないか…?
いやズルってなんだよ、とか。ね

やっぱりハーフサイズカメラ専用に設計されたレンズで被写界深度を深くして
パンフォーカス気味で良く写るカメラの方がいいのか、とかいろいろと。。
それにしたって素晴らしいものは素晴らしいです。

急にカメラ本体の話に戻ります。
中古で何台か見ましたが露出計がちゃんと動いている個体を見かけません。
セレンが弱っているのかメーター自体が華奢なのか。
ハーフサイズいらないよ、って人はコニカIIIAというひとつ前の機種の方がスマートでいいかもしれません。
私の使っているIIIMもメーターは動くのですが数値はあてにならないので
スマホの露出計で数値を見て写真を撮っています。

と言う事でお気に入りの一台を見つけました。
あとは沢山写真を撮るだけなのですが、他にも気になるカメラがあります。
悩みは尽きないものですね。。