令和フィルムカメラ(27) もう一度Fomapan200をISO100で試してみる
こんにちは。上野治療室からです。
カメラのお話。モノクロフィルムを順番に試しているところです
今回はfomapan200。
以前リコーキャディーで使ってみて悪くないなあ、とは思っていたのですが
ハーフサイズカメラでしか撮影をしていない。
という事でMINOLTA CLEで撮影をしてみよう、という事になりました。
しかもISO100で。
Fomapan200はそこまでフィルム感度が高くないのでは?という話が
検索すると出てきます。なのでISO100設定で撮影をしてみてどうなるのか。
試してみましょう。
カメラはMINOLTA CLE、レンズはSummarit50mm f2とSummitar 50mm f2。
途中で交換をしています。
それにしても普段ですとブログを書く用にスマホで写真を撮っているのですが
記録やメモ用の画像が一切残っていない。
暑くてぼーっとしていたんですね。。仕方ない。
今回はRodinai で通常現像をしました。
Fomapan200@100 Rodinal 1+49 20℃ 13min 30/60/3
Fomapan200は感光剤がT粒子(もしくはT粒子に近い形)をしており
ILFORD DELTAシリーズに近いと。静止現像には向いてないらしいと。
撹拌に気をつけて現像をしました。スキャンをしてレタッチをしています
まずはSummaritの方から。画像はクリックすると大きくなります

どうでしょう!?良く撮れています!!
シャドー部分の力強さ、日向部分とのコントラスト。
粒状性もさほど目立たず、いい感じの写真が撮れました。
Summaritは全体的にソフトな写りになる感じがします

これもネガの雰囲気をそのまま残しました。
かなり暑くて木の影がくっきりだったのですが、撮れた写真ではこんな感じに。

開放付近で撮った青柿です
背景のボケと共にちゃんとピントが来ています。
全体的にしっとりとした感じの写りなんですよね。独特。

朝顔市の写真。
モノクロだったのと、とても暑くてあまり頑張れず。
とはいえしっとりした写りで人物の肌の感じがよく出ています。
ざらっとしないと言うか。悪く言えばパンチが無いと言うか。

レンズ交換をしました
SummaritとSummitar。同じ場所でほぼ同じ構図。

言われないとどちらがどちらか分からないです 笑
ほぼ同じ感じの写り。
やや曲がっているのでモワレが出たかな?と思いますが
モニター次第かもしれません。
ここからはSummitar。

アメ横のガード下です。
太陽光の差すところに人が通ったところを撮ったのですが
ちょうどいい感じに。
明暗差がくっきり出てシャドーも潰れず狙い通りの写真に。

開放付近の試し撮りです
すごく頑張ってピントを合わせたつもりなのですがやっぱりブレますね
難しい。シャッタースピードは速い筈なので被写界深度の問題なのか。
ボケが独特ですよね

もう一枚。少し近めの写真を。
少し絞り込んで撮っているのでこっちはピントもばっちり。
これは上野駅かな?

暗いところなのである程度絞りを開けて撮っている筈ですが
周辺が少しボヤっとするのと、それでも明暗差の表現が独特で
これがSummitarの味、って事になるのでしょうか??
それぞれに違った良さがあるなあ、と思いました。

Fomapan200、とてもいいですね。
もうモノクロフィルムはこれでいいのでは?(何と言っても安いし)
という気分になりました。
ようやくお気に入りの一本を見つけた気がしています


