KORG MS-20 オーバーホール

こんにちは。

先日KORG MS-20(オリジナル)のオーバーホールをしたのでその事について書きます。
興味がない人には何が何やらだと思いますが、半分は自分の備忘録ですので宜しくお願い致します。

オーバーホールに関しては自分が使えればいい、という目的で行いました。
作業しながらの撮影ですのでわかりにくい点があるかもしれません。

英語版でしたら検索をかけるとサービスマニュアルがダウンロード出来る筈ですので
それを参照しながら作業されるといいのでは?と思います。

 

さて、中古格安で譲って頂いたMS-20なのですが、なにぶん古い機材なので
ガリが出ているのと、パネル面の汚れが目立ちます

こんな感じ。
ボリュームのガリを洗浄となると分解しないといけないのですが
まずは見て分かるようにツマミとプラグが多い。これを外していかないといけません。

ツマミは引っ張れば外れます。
引き抜けないようでしたら隙間にマイナスドライバーを入れて浮かせてあげれば大丈夫と思います。
無理はなさらずに。

大きさが二種類あるので写真を撮っておくとわかりやすいと思います。
しかし汚れてますね…。

次にサイドパネルを外します。プラスドライバーでいける筈です。
右側はピッチベンドホイールとトリガーがあるので断線しないように外しましょう。

次に背面と底面のネジを外すと上部のパネル面、鍵盤、底面がバラバラになります。
コネクタで接続されているのでそれを外すのと、アースを切らないようにする
また組み立て時にはアースをしっかり戻すのを忘れないようにしましょう

底面のパネルはホコリが溜まって酷い状態でしたので、掃除機でホコリを吸い取り
拭き取りました

さて、いよいよパネル面です。
レンチでナットをひとつずつ緩めていく地道な作業です。

ローパスとハイパスのボリュームにはワッシャーが入っていました。

ジャックも同様にナットを外していきます

ようやくパネル面から外れた!と思ったのですが
更にジャックがケースに入っていました。更に外します。。大変。。

ようやく!基板が出てきました。
右上にあるのがメインのボリュームです。こちらのガリが酷くて難儀していたのです。

音量のボリュームは電源スイッチ付きですので少し大きいタイプです。

こちらに接点洗浄剤を使います。友人に勧められた金田油店のRIPEを使います

写真は撮っていませんが、左側の各種ボリュームツマミも同様に接点洗浄剤をかけて
ポットを回し、ガリを取ります

パネル面の汚れが酷いので、洗剤をかけてペーパータオルで湿布をしてから拭き取ります

ツマミも同様に。洗剤をかけてもみ洗いです

ジャックの挿さりがよくないものを調整してパネル面も拭き、ナットを戻していきます。

ナットも汚れていたので、洗剤で洗いました。
よくすすいで水気を切れば大丈夫そうです。

パネル面。だいぶ綺麗になりました。

配線を戻します。
鍵盤も綺麗になりました。

完成ですーこれだけピカピカになりました。

肝心のガリですが。。
うーん完全に除去は出来ませんでした。

が、実用レベルにはなったのでよしとします。いやいや。大変でした。
もう一度分解は勘弁して欲しいくらいには。。

とにかく手間でした。でも。

綺麗になったのでよしとします。

ありがとうございました。

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