劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が急増してます
こんにちは。上野治療室からです。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)という病気の感染者数が急増しており
6月の時点で過去最高だった2023年を上回っています
劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)|厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html
頻繁に起こる感染症ではないものの発症するとあっという間に症状が悪化して
生命の危機に瀕する事もある、というものです
日本だけでなく世界各地でも流行しているとの事。
こちらA群溶血性レンサ球菌が原因で引き起こされるとされています。
この菌に関しては以前ブログを書きました。
いわゆる溶連菌感染症、と呼ばれる小児などが感染しやすいとされる感染症です。
こちらはよく効く薬があるので喉の痛みがある時には病院に行って診断を受けるのが良いようです
ただ、溶連菌感染症に罹ると劇症化するかという訳でもなく
どの様にして感染しているのかも詳しくは分かっていないようです
この辺が困ったところ。
一説には新型コロナウイルス感染症の流行以来、
人々の免疫力が全体的に低下しているのではないか?という話もあるそうです
一般的な溶連菌感染症の感染率も上がっているので、STSSも増えているのではないか?
と考えられているようです。
手洗いうがい、適切なマスクの着用で予防は可能なようです
新型コロナウイルス感染症の感染者も少しずつ増えて来ました。
傾向的に言うと夏場と冬場に流行の山があるようです
当院ではしっかりと感染症対策を行って診療しております。
皆様も十分に気をつけてください。適切な対策を!!