旧渡辺甚吉邸主屋の一般公開に行って来ました

こんにちは。今日はとりでのお話です。

先日のお休みの日。

取手駅から常総線に乗って寺原駅まで。

駅前にある前田建設工業が今回の目的地。

こちらにある旧渡辺甚吉邸主屋の一般公開に行って来ました。

この建物、取手市に唯一ある国の登録有形文化財。
昭和初期の洋風住宅でチューダー様式を採用したもの。

https://www.city.toride.ibaraki.jp/maibun/bunkakatsudo/rekishi/shitebunkazai/jinkichitei.html

と聞いても正直あまりピンと来ていなかったのです。
まあとりあえず行ってみましょうと言う事で。行ったのですが。。

いやあ、すごかったです。

見学時間は90分。
最初に注意事項などの説明を受けた後、保存、移築に関するビデオを見てから建物内へ。


いやもう圧巻でした。
剥き出しの柱に彫られた細かな彫刻。

1階入ってすぐの応接室の豪華さ。
天井まで模様が入っているんですよ!これも移築されて復元されているそうなのです。
もうびっくりでした。

照明のデザインも素敵でした。この住宅のためにデザインされたものだそうです。

というペースで全部屋紹介していくと説明も追いつかないですし写真も沢山になってしまうので。
とにかく見どころがいっぱい。
窓の上のステンドグラス、外から見て綺麗だなと思っていたのですが、中から見るとこんな感じなんですね。

漆喰の模様が施された天井がすごかったです。
大半はオリジナルのものを移築したのだそう。

化粧室は京都の泰山製陶所によるタイル貼り。
水洗いして清潔に保てるように、という衛生に配慮しての作りだそうです

「ここ見どころですよ!」と中にいた案内役の方が話していたので写真を撮ったのですが
壁面の角の部分。水が入らないように二面、または三面繋いだ状態で焼かれたタイルなんだそうです。
ケースに入っているのが当時のもの。

これは1階の電話室。アーチ状の壁の向こうに電話。そして照明。
下の装飾もすごいです。ここはとてもかっこよかったです。

全体的な装飾も良かったのですが、住宅としての造りもよく考えられていて
そこにも感心しました。
客人と使用人用の階段がそれぞれ分かれて設置されており、
プライバシーに配慮した動線が作られている事。
また地下にボイラー室がありセントラルヒーティングで空調を管理していたなど設備的にも
最新鋭のものだったようです。


元々は藤森照信の本に紹介されて脚光を浴びたのだそうです。
置いてあったので軽く中身を見ましたが、こちらを読み直してもう一度見学に行きたい!
勉強しなおしてから再訪したい!と思いました!


という事で写真を撮りながらあちこち眺めてあっという間の90分でした。
天気も良くてとても有意義な日となりました。

帰りはそのまま歩いて取手市役所まで。

お昼ご飯はこちらの日替わり定食550円を。

この日は油淋鶏定食でした!とても美味しかったです!

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