HPVワクチンの積極的勧奨再開

こんにちは。上野治療室からです。

今月12日に厚生労働省がHPVワクチンの積極的勧奨再開を決定しました。
(因みに勧奨とは、よいことだとすすめてはげます事、という意味だそうです)

2013年に定期予防接種となりましたが、いわゆる副反応の報道、報告などが相次ぎ
定期接種が中止、その後接種率が大きく下がっていました。

日本産科婦人科学会のHPによりますと
WHOがHPVワクチンは15歳までに90%以上の女子が接種するのを目標としているワクチンです。
https://www.jsog.or.jp/modules/news_m/index.php?content_id=1104

HPVワクチンは、子宮頸がんの発生と大きく関係があるとされている
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を抑制する効果があります。

また、以前に報道されたワクチン接種後の副反応ですが
2017年に「症状とワクチンの因果関係を示す科学的根拠なし」という見解をまとめております。
こちらは厚生労働省のHPにも掲載されています。

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/

来年度以降、定期接種の対象年齢を過ぎてしまい接種機会を逃した女性に対しても
無料接種を可能にすることも決定したそうです。

 

 

HPVワクチン接種による子宮頸がん予防効果は高く
先にも書いたように世界的に接種を推奨されているものです。

一方で接種後に苦しんでいる方も多くいらっしゃると聞きます。
そういった方への救済措置も進むことを願っております。

日々

前の記事

ZELDA