リカンベントバイクの話

こんにちは。上野治療室からです。

先日の自転車の話の続きです。

 

ポタリング

今日は以前乗っていたリカンベントバイクという自転車の話を書こうと思います。

 

6年ほど前に購入。3年程乗っていました。
取手治療室にはこの自転車で通勤していたので、見たことある患者さんもいるかと思います。

今は売ってしまい手元にないのですが、いやー面白い自転車でした。

見ての通り、椅子に寝そべるように乗り、足を前方に出して乗ります
空気抵抗が少なく、前傾姿勢にならないので首が痛くならない。
比較的足の筋肉の負担も少なく、自転車の小さな椅子に長時間座って腰が痛くなるリスクも減ります。
腰痛持ちの方には比較的オススメの自転車です。

逆に欠点もあります。
まずこのリカンベントバイク、乗るのが難しいです。
普通に乗って漕ぎだす、信号で止まるといった動作が普通の自転車と全く違います。

一番難しいのは漕ぎ始める時です。
止まっている状態で両足を地面から離し、ペダルを漕がなくてはいけません。
慣れていないとこの時に転びます。
走行中もペダルに足を突っ張っていないと足が滑ってしまい落下するので
非常に神経を使います(これはビンディングペダルを使用する事で回避出来ます)
停車の際もブレーキをかけて足を降ろさないといけません。

これをスムーズに行えないと公道で走るのに若干の恐怖を感じます
とはいえ一ヶ月ほど乗っていれば少しずつ慣れて来ます。

リカンベントバイクは平地を走っている時はとても気持ちいいのですが
坂道は苦手です。
通常の自転車ですと、緩い傾斜の坂道なら立ち漕ぎをして出力を上げれば
難なく登れると思います。

しかしリカンベントバイクは寝そべって乗るので、立ちこぎが出来ません。

坂道に入ったらどうするかというと、
ギアを落として軽くしてひたすら足を回して登る!これしかありません。
なかなかこれが慣れていないと大変です。
長い坂道などは速度も落ちてしまい、いくら漕いでも少しずつしか進まず大変な事が何度もありました。

そして、リカンベントバイク自体の構造的な問題です
前方にペダルがあり、後輪を回す構造上、どうしてもチェーンが長くなります
これが曲者で、ペダル部分のフレームが伸縮する事で乗車時のポジションを出すのですが
フレームが動く事でチェーンのたるみが発生して、1コマ詰めないといけないなど
サドルの高さを変えるように気軽にはいきません。

とはいえ!
それを補ってあまりある位に楽しいです!!

一番いいのは写真のような桜並木です。
前方から上空を見ながら自転車に乗れるので、
目の前に桜の木を見ながらポタリング!こんな楽しい事はありません。

欲しい!と思う方がいましたら、悩まずに買った方がいいと思います。
但し乗り始めに少々練習は必要です。
車種選びは多少慎重になった方がいいかもしれません。
いまはもう少し乗りやすくメンテナンスをしやすい車種が出ているかもしれません。

売ってしまった理由は「乗る時間がなくなったから」でした。
上野治療室を開院して以来、自転車で移動する機会がめっきり減ってしまいました。
また、ライトを点灯していても、夜間走行は少々怖いです。
自分は大丈夫でも、自動車からどう見えているかわからないのが不安でした。

しばらく所有していたのですが、最後には売ってしまいました。
しかしとてもいい経験が出来たと思っています。

リカンベントバイクに乗らないと出来ない経験、体験。
これはロードバイクにはない唯一のものです。

気になる方は是非。
また患者さんで興味のある方がいらっしゃいましたら、少しはお話できると思います。
診療の前後にお気軽に聞いて下さい。

長くなりました。今日は自転車のお話でした。