腹筋運動が腰痛の原因に? 腰痛にならない腹筋運動とは

こんにちは。上野治療室からです。

インターネットで健康関係の記事を見ていたら、こちらを見つけました

「腹筋運動」は腰痛の原因 バスケ協会「推奨できない」
http://www.asahi.com/articles/ASKDD0C4SKDCUTQP03H.html

昔から行われている上体を起こす腹筋運動は
脊椎の椎間板を傷める恐れがあり、
日本バスケットボール協会では「推奨できないトレーニング方法」として
指導をしているそうです。

腰痛の方で腹筋をつけたいのですがどうしたらいいですか?と
聞かれる事があります。
一般的な腰痛の場合、腹筋と背筋のバランスが崩れているというより
腸腰筋が慢性的に緊張、拘縮しているケースが多いように思います

まずは骨盤の歪み、筋肉の緊張を取り
痛みを和らげてから運動を始めるように指導しております
治りきらないうちから運動を始めると
腰痛が再発、または悪化してしまうケースも充分に考えられるからです。

また、腹筋運動も出来る範囲からやっていただくよう指導しております。
筋肉が弱い、また運動経験があまり無い方は
いきなり腹筋運動をしようとしても出来ない事が多いです

まずは仰向けに寝て、お腹(みぞおち)に手を当てて、
息を止めてお腹に力を入れます
この時にお腹が固くなる感じを確かめて貰うところからはじめます
力を入れると固くなる部分が腹直筋です。

これが出来ない方も意外と少なくないです。
ですので、まずはここから。
次は息を吐きながら、腹直筋が固くなる感じを意識してもらいます。

これだけで翌日は筋肉痛、という方もいらっしゃいました。

腹直筋に力をいれる方法が分かったら、次はカールアップです。
仰向けに寝て腹直筋に力を入れて、
ちょうど腹直筋がくるくると丸まっていくような意識をして貰います。
腹直筋が丸まる事で上体が引っ張られて、肩甲骨が床から浮き上がります

これがカールアップです。

しかしこの運動はつらいです。
相当頑張らないと出来ないと思います。

慣れるまで慎重に行いましょう。
また上体が起きた後は、ゆっくりと元に戻るのもコツです
急に力を抜いてバタン、と身体を降ろさないようにしてください。

言葉で説明するのはどうしても難しいです。
気になる方がいらっしゃいましたら来院時に説明しますので
お気軽に聞いて下さい。