手足口病が全国的に流行の兆し

こんにちは。上野治療室からです。
3日ほどお休みを頂いておりました。

本当はその話をブログに書こうかと思っていたのですが、
手足口病が全国的に流行の兆しがあるそうなので
今日はそちらについて先に書きたいと思います。

IDWR 2017年第23号<注目すべき感染症> 手足口病

NIID 国立感染症研究所でも2015年以来
感染者数が多く報告されているという事で注意喚起がされています

手足口病はヘルパンギーナやプール熱と並んで、夏に流行する感染症です
特徴は熱が出た後に手や足、口腔内に水疱が出来ることで
その名前がついております。

主に乳幼児を中心に流行が広がり、重篤な疾患にはなりにくく
比較的予後も良好な感染症です。
小さなお子様がいらっしゃる家庭の方、また普段からそういった方と
接触される機会のある方は手洗いやうがいをマメに行う
また家族に感染者が出た場合は、水疱が破れたものや便から感染しますので
タオルなどを分けるなどの対策を行う必要があります

基本治療方法はなく、ワクチン等もありません
口腔内に発疹が出来ると色々なものがしみて痛く、
食事が摂りにくいことがあります。
夏場に一番怖いのは脱水症状を起こすことですので
水分をこまめに補給するなどの工夫が必要です

学校等で予防すべき感染症には指定されていないので、
気をつければ特に怖いものではありません。
ただ、熱が出てその後で水疱を伴う発疹が出たら
手足口病かもしれません。
他の人に感染させる恐れがありますので
数日間は安静にしておきましょう。

毎日暑い日が続いております。
皆様暑さ対策と併せて、体調管理は万全に!

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