サル痘について

こんにちは。上野治療室からです。

サル痘、という病気が世間を賑わせております。
ニュースなどで耳にした方も多いのではないでしょうか?

国立感染症研究所のHPによると
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-lab/2521-cepr/11166-monkeypox-ra-0524.html

 

これまでアフリカ諸国で感染が報告されていたのが、最近になって
20か国で200人以上の患者が報告が上がり問題となっているそうです

元は感染したげっ歯類の動物からヒトに媒介をして感染しているとされており
潜伏期間は5-21日程度、発熱と発疹が主な症状で、死亡率はさほど高くなく
感染による死亡報告は今のところないとの事。

感染によって発疹が出るのですが、その皮膚病変に触れたり、呼吸器飛沫から伝播をするそうです

現時点では日本国内で感染の報告は上がっておらず、伝播も条件も限定的であり
更に種痘(天然痘)のワクチンで免疫獲得が出来るとの事。

 

天然痘は死亡率が非常に高く恐れられた感染症でしたが
1977年に感染が確認されたのを最後に世界中から根絶されました。

以前は予防接種で天然痘のワクチンを接種していたので
中高年の世代は一定の免疫を獲得しているそうです。免疫は終生続くものなので心配はないとの事。
日本国内では種痘のワクチンも一定数備蓄してあるそうです。

引き続き注視する必要はありそうですが
これ以上感染症で心配をするのは大変なので、あまり感染が拡大する事なく落ち着いてもらいたいです

日々

前の記事

2022年5月のレモン