ヒレカツはどこの筋肉??
こんにちは。上野治療室からです。
久しぶりに両親とランチ。
トンカツ好きの父のリクエストで、柏にある美味しいトンカツのお店へ行きました。
私はたまに食べてみようかとヒレカツ定食にしました
さっくり揚がっててほんのり中はピンク
(SPF豚を使っているのでピンクでも大丈夫なのだそうです)
肉汁がしたたり落ちそうなジューシーさ。
とても美味しかったです!!!
…と、これだけではただの美味しかった話で終わってしまいます。
少し筋肉の勉強をしましょう。
皆さん、ヒレカツってどこの部位かご存知でしょうか?
たまにスーパーの揚げ物コーナーで
物凄く長い「棒ヒレカツ」なんて商品が売っている事があります。
あんな細長い筋肉、どこの部位なのか。
実はあれ、豚の腸腰筋なのです!!
腸腰筋というのは腰椎の両端から出て大腿骨の付け根につく筋肉と
骨盤の縁から同じく大腿骨の縁につく筋肉の総称です
わかりやすくイラストで描いてみました。
赤い部分が腸腰筋と呼ばれる箇所です。
一般にコアトレーニングなどと言うと、ここの筋肉を鍛える事を指しています。
そして!ここが大事なのですが、
一般的にぎっくり腰というと、この腸腰筋が急に過緊張や痙攣を起こした状態、
わかりやすく言うとこむら返りの腸腰筋版と言いますか、
筋肉が攣ってしまっているケースがほとんどです。
特に腸腰筋の片側だけ緊張してしまうと、仙腸関節の歪み(ズレ)を誘発することがあります。
逆に骨盤のズレから改善してあげる事で、筋肉の緊張も少しずつ取れてくる、という事になります。
イラストで見るとおり、とても細長い形状をしております。
なのであの棒ヒレカツみたいな形に仕上がるんですね。
これからはヒレカツを食べる事があったら
「この筋肉が固くなると、ギックリ腰になるのかー」と思いながら食べて見て下さい。
明日は休診日となります。