妊娠、及び産後の治療について -4-

前回は妊娠初期のケアでした。
今回はバラコンバンドを使用した妊娠中期のケアについてです。

妊娠中期のケア
4ヶ月を過ぎた辺りから少しずつお腹も目立ち始めます
お腹の赤ちゃんを支えるために背骨のカーブが変化してきたり、骨盤を繋ぐ靭帯が
少しずつ緩んでくる頃です。
この時期から徐々にお腹が張ってきたり腰が痛むケースが出てきます。

骨盤周りを支えるにはバラコンバンドが便利です。
通常の骨盤巻き(骨盤に平行に巻くだけでなく、股のあいだに通して巻く)で
骨盤をしっかりと支えてあげましょう。

6~7ヶ月を経過して、よりお腹が目立ち始めたら、妊婦巻きをお勧めします。
通常のLサイズ3mよりも長い、Lサイズ4mを使用します。
月刊誌のバックナンバーに妊婦巻きを特集したものがありましたので紹介しておきます。

月刊 自然良能 2008年 5月号

バラコンバンドでおどろき効果
妊婦巻きでらくらく出産

200805.jpg

股の間にバラコンバンドを通して腸骨にかけて巻くのまでは変わりませんが、
その後でお腹の上部、及び下部を支えるように巻き、お腹を支えてあげます。
一般的な腹帯を使うよりも伸縮性のあるゴムなので装着感が楽ですし
しっかりと支えてくれます。
(更にお腹が大きくなり支えきれない時には、更にワンタッチのバラコンバンドを
併用する方法もあります。)

バラコンバンドを巻くだけでなく、少しずつ腰回し運動をするとなお良いでしょう。
骨盤周りでお腹の重さを支えている状態です。負担のかかった筋肉が少し緩んでくれば
腰部も安定してきます。骨盤内臓の子宮も安定してきますので、お腹の赤ちゃんも
楽な体制になります。

また、腰部に違和感がある時には早い時期から治療を行った方がよいでしょう。
妊娠中でも治療出来ます。お腹の間に毛布を挟んだり、可能な姿勢から治療をしていきます。
肩こりや足のむくみ、お腹の張りなども、骨盤を緩め仙腸関節を正して全身を調整しますので、
とても楽になりますよ。

ぜひ一度ご相談ください

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