妊娠、及び産後の治療について -1-

妊娠中の方、及び産後の治療について何件か質問を受けました。
今回から何度かに分けて妊婦、経産婦治療について少し書きたいと思います。

妊婦さんには特有の症状があります。いわゆるつわりやお腹が張るだけでなく、
腰痛や肩こり、むくみや冷え、足がつるなど様々な症状が出てきます。
逆子も腰が良くないと起こりやすいですし、出産時に母体に大きな負担がかかったりします。

また、貧血やむくみなどに関しては様々なケア方法が紹介されてますが、
妊娠中~産後の腰痛、坐骨神経痛、足腰の痺れに関しては治療方法が記載されていない
ケースが殆どで、中には「妊娠中は骨盤に負担がかかるので腰痛は仕方ない」と紹介している
ものまでありました。

当院では妊娠初期~臨月まで患者さんの治療を行っております。
20年以上骨盤調整で治療をしている女性の先生もいますので安心です。
骨盤調整による治療だけでなく、バラコンバンドを使用した日常のケア方法、自宅で出来る運動も
併せて指導しております。腰痛でお困りの方は是非一度お問い合わせ下さい。


○前段階 不妊、流産などと骨盤の関係について

妊娠及び妊婦のケアと言う事ですが、第一回目はその前段階、不妊についてのお話です。

赤ちゃんが欲しいがなかなか出来ない、という話は少なくありません。
そういった患者さんを治療すると、必ず骨盤がずれて歪んでいます。

不妊の原因については内分泌系にトラブルがある場合もありますが、一般的によく言われる
ホルモンバランスが悪い、生理が不定期である、冷えやすい等は骨盤の歪みを正し全身の血行を
良くしていく事で改善されていきます。

また、治療を続けていればホルモンバランスが安定した状態で妊娠初期を迎えることが出来ます。
骨盤を治療する事は流産を防ぎ妊娠後の母体、そして赤ちゃんにとって非常に重要な役目を
果たしていきます。

月刊自然良能 2010年7月号 東京総本部調整レポート
(※バックナンバーは当院に在庫があります。ご希望の方はお問い合わせ下さい)

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ひとつの症例として、2010年7月号の月刊誌を紹介致します。
こちらの患者さんは椎間板ヘルニアを治療を続け腰痛が治った結果待望の妊娠をされたそうです。

この患者さんは椎間板ヘルニアを患っており、かなり腰の悪い状態でした。
上記のように病名がつき慢性的に腰が痛い状態までいかなくても、常に腰が重い、足が冷える、
同じ姿勢を続けると足が痺れてくる…などの症状がある方は慢性腰痛の可能性があります。

症状の軽い方でしたら数度の治療とバラコンバンド運動を続ければ比較的すぐに良くなります。
ご家族や友人で悩んでいる方がいましたら、お気軽にご相談下さい。

次回は妊娠中の腰痛は何故起こるのか?について書きたいと思います。