たったひとつの運動で足のむくみは 解消出来る

こんにちは。
今日は足の浮腫(むくみ)について、お話しします

当院は腰痛や椎間板ヘルニアなどを中心に治療をしております。
腰痛を患っている方はやはり下半身の循環が悪く
その為に冷えやむくみで悩んでらっしゃるかと少なくありません。

足先、足首、脛にかけて足がむくむ。
踝から足首にかけて常にむくんでいて、足首にしまりがなく、
全体的に同じ太さになってしまう。
靴下の締め付けがきつい。跡になって残ってしまう。

循環不良のある方は、同時に足の冷えも感じているはずです。
足が常に冷える、
また冷えが進んで足先が火照ってしまい常にだるい、寝付けない。

長時間立っていたり、歩いたりすると、足が痛くなってくる
以前はそんな事なかったが、最近感じるようになった。

程度の差はあるとしても、この様な症状をお持ちかと思います。

足のむくみと言っても場所によって異なりますが、
足首の内側、くるぶしから脛にかけてむくみが酷い方は
特定の筋肉が固く、また全体的に弱っている事が多いのがわかりました。

どうしてむくみが発生するのか、またどのような運動をしたら良いのか
順番に説明していきたいと思います。

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簡単に絵を描いてみました。
右足を内側から見た図です。

脛の骨(脛骨)と踵骨腱(アキレス腱)の間に、細い3本の筋肉が通っています。
内踝(内側のくるぶし)に近い方から順番に

後脛骨筋
長趾屈筋
長母趾屈筋
と並んでいます。

このうち、長趾屈筋と長母趾屈筋の間に後脛骨動脈が流れ、
動脈の脇を後脛骨静脈が通っています

足首の内側、内くるぶし付近が強くむくむ方は、この筋肉が固く、
また全体的に弱っているため、筋肉がポンプの役割を果たさず
後脛骨静脈の血流が滞った状態になります
つまり足首の内側付近にむくみが発生するのです。

足の指をぐっと曲げてみて下さい。
指に力が入らない、足がつりそうになるなど、
足の指の屈曲運動が出来ない方は大変危険です。
長趾屈筋、長母趾屈筋が固くなり、弱っている可能性があります。

では、どのような運動を行えばよいのでしょうか?
実に簡単です。
足の指を曲げる運動を行えばよいのです。

ただ、何もないところで指だけ曲げようとしても、なかなか力が入りにくいかと思います。

タオルを一枚用意しましょう。
そのタオルを広げて、床に置きます。

椅子に座った状態、または立った状態でもいいです。
広げたタオルを足の指を使って少しずつたぐり寄せる運動を行いましょう。

最初は指がなかなか動かず、タオルも掴みにくく大変だと思います。
少しずつ慣らしていきましょう。

タオルを全部たぐり寄せたら、ストレッチをしておきます。
足を伸ばして床に座り、足の先にタオルを引っ掛けて、アキレス腱を伸ばすつもりで
タオルを手前に引っ張ってつま先を手前に引き寄せます。

少しずつ足の指が動かせるようになると、冷えやむくみが変わってくると思います。
冷えやむくみでお悩みの方は、是非お試し下さい。

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