椎間板ヘルニアは手術なしで治る -3-

herniated.jpgのサムネール画像
前回は椎間板ヘルニアの原因=仙腸関節のずれである事を書きました。
今回はもう少し具体的に、骨盤の変位がどのような影響を及ぼすのかを見ていきましょう。

殆どの患者さんは右側の腰が悪い(=右の仙腸関節のずれが大きい)です。
これは、人体の右側に肝臓があるのが原因のひとつと考えられてます。

肝臓は1200g程の重さがある大きな器官で、腹腔上部の右側にあります。
この肝臓が右側の仙腸関節に負担をかけているのでは?と考えられてます。

もちろん、普通の健康な方でしたら全身の筋肉のバランスで支えてますので
支障はない筈なのですが、何らかの原因(事故や転倒、過労や使いすぎ等)で
筋肉のバランスが悪くなると、右の仙腸関節に重さがかかってきます。
(もちろん、先に左側の骨盤が歪んでしまうケースもあります)

仙腸関節付近の筋肉が硬直して、徐々に縮まってきます。結果右側の腸骨が上にあがり
(頭部の方へ引っ張られる形になり)、右側の足も引っ張られて短くなります。

右側の足が短くなる、というのはすなわち左側の足が長くなるという事です。
日常生活の動作、歩く、走る、立つなどを行う時、
短い右足よりも長い左足の方へより多くの体重を受けることになります。
当然負担も増えます。疲労も溜まり、筋肉も硬直してきます。
右側の仙腸関節は硬化しているので、既に重さ、痛みが出てくる頃です。
右側をかばって左側を多く使うと、左側に負担がかかります。
右だけでなく次は左側が痛くなってきます。加えて、仙腸関節の動きが悪く硬直しているので、
身体の可動域は少しずつ小さくなってます。左右の腰が痛くなり、背中が張ってくる。

やがて柔軟な筋肉で支えていた筈の身体を、骨格自身で支えるようになってしまいます。
二足歩行の人体でもっとも体重がかかるのは、腰椎の4番5番、及び仙骨付近と言われてます。
腰椎の間にも一応クッション(椎間板)は入ってますが、
当然人体の体重を支えるようには出来てません。
そのクッションが負担で潰れてしまうと…。 椎間板ヘルニアになってしまうのです。

つまり、元を正していけば、筋肉の緊張を取ってやり、足の左右の長さを整え、骨盤の歪みを
正していけば、椎間板へ直接かかっている衝撃はなくなるのです。
逆に言えば、骨盤の歪みの元である仙腸関節を調整しなければ、椎間板ヘルニアは完治しません。
原因は仙腸関節にある、というのはそういう事なのです。

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