椎間板ヘルニアは手術なしで治る -2-

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※前回分はこちら

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2回目は椎間板ヘルニアとは何か?について簡単に説明致します。

椎間板ヘルニアとは椎骨と椎骨の間にある椎間板が飛び出した状態の事を指します。
※フリー百科事典『Wikipedia』を見てみる

椎間板ヘルニアはL4/L5(第四腰椎/第五腰椎間)、またはL5/S1(第五腰椎/仙骨間)のヘルニアが
最も多く、次に多いのが頚椎ヘルニアとなってます(ここでは特に腰椎椎間板ヘルニアについて書いてます)

一般に「背骨」と呼ばれる脊柱は、合計26個の椎骨から構成されています。
上から頚椎(首の骨)が7個、胸椎(肋骨がついている部分)が12個、その下に腰椎が5個あります。
腰椎、と言うといわゆる骨盤を想像する方が多いようですが、腰椎とは胸椎と骨盤の間の部分です。

椎骨の間には「椎間板」と呼ばれるゼリー状の物質(軟骨)があり、周辺を強固な繊維質で覆われて
椎骨間のクッションの役割を果たしてます。

何らかの原因で脊柱に大きな力が架かると、椎骨間の軟骨(椎間板)が圧迫され、上下に押し潰された状態になります。椎間板が外力に耐え切れなくなると繊維質が破れてゼリー状の物質が片側に飛び出します。

飛び出した椎間板は時間が経つにつれて徐々に骨化して硬くなり、椎間孔(椎骨の横にある神経が通る場所)から伸びている神経を圧迫して痛みを発生させるとされています。

一度飛び出た椎間板は骨化しますが、神経は弾力のある紐のようなものですので、本来飛び出した椎間板をうまく避けて通る筈です。なので、椎間板自体が神経を圧迫する可能性は低いのです。
また、椎間板が神経に触れているならば、飛び出した椎間板を取り除けば神経への圧迫が取れ、痛みはなくなる筈です。

ところが実際は、手術をしても症状が変わらない、一時的に良くなったが再び痛みが戻った、等の話を非常によく聞きます。

では、何が神経を圧迫しているのか?なぜ痛みが発生しているのか?
飛び出した椎間板が神経に触れていないとすれば、なぜ痛みが発生するのか?

原因は骨盤の歪み、筋肉の硬直にあります。

骨盤の変位(ゆがみ、ずれ)が発生すると、骨盤の上に乗っている脊柱にも歪みが発生します。
脊柱が歪むと骨同士を結び付けている筋肉も徐々に硬直していきます。やがて柔軟性がなくなり硬直した筋肉が椎体を変形、圧迫して、椎体内の脊髄神経に触れる事で痛みを発生させるわけです。

また上にも書いた通り、骨盤の変位は脊柱の歪みを発生させます。前回書いた通り脊柱の歪みは
椎間板ヘルニアの直接の原因です。

手術してもヘルニアは治らない、ヘルニアは再発する理由はここにもあります。

歪んだ脊柱を元に戻しても、脊柱が乗っている骨盤が曲がっていては
いつかは別の場所が歪んできます。

骨盤の変位を正せば脊柱の歪みも取れ、痛みも取れるのです。

もうひとつ重要な事を書きます。
骨盤のずれ、歪み、変位の原因はなにか? という事です。

骨盤は仙骨と腸骨が合わさって出来たものです。
骨と骨が合わさっているので、関節が出来ています。
逆に骨盤が歪むとは、仙骨と腸骨の接合面(関節面)がずれてしまった状態です。

その関節こそが、仙腸関節です。

つまり、仙腸関節を正せば骨盤の歪みが治り
骨盤の歪みを正せば脊柱の歪みが治り
脊柱の歪みが治れば筋肉も硬直が取れて痛みが治り
椎間板ヘルニアの原因も治る

ということなのです。

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