長距離移動時の腰痛対策

こんにちは。世間ではお盆休みの方も多いようです。
何となくひっそりと静かで、電車や道路も空いている感じがします

お盆の帰省やこれから夏休みに入る方も多いかと思います。
旅行などで電車や車での長距離の移動が増えるシーズンです。
今日はそんな時の腰痛対策について少し書きたいと思います。

慢性的な腰痛の有る方は、長時間同じ姿勢でいるのが辛いかと思います。
またそうでない方も、同じ姿勢で筋肉が硬直して状態から急に動くと
ギックリ腰になる危険性があります。
そうならない為の幾つかの方法を挙げてみたいと思います。

◯シートには深く座る
長時間移動は疲れるから、とシートを倒して座る方がいますが
腰のためには逆効果です。腰椎近辺に荷重がかかり、
腰部の筋肉が伸びなくなり腰痛の原因となります。
シートは出来るだけ直角程度まで起こして、背筋を伸ばして
座るようにしましょう。
電車などでも同じく、背中を伸ばして骨盤を立てて座るようにした方がよいです。
背の低い方など、足が床につかない場合は少し浅く腰をかけて
しっかり腰を伸ばして座るのもいいかと思います。

◯こまめに休憩を取る
運転をされている方は、1時間ごとに休憩を取りましょう。
電車で移動されている方は、出来れば1時間ごとに少し立ち上がったり
新幹線でしたらデッキ付近まで歩くといいです。

また、休憩時間を多く取れるよう、時間に余裕を持った行動も大切です
心に焦りがあると、ストレスから緊張して筋肉を固くしてしまう事があります

◯休憩の時には腰を動かす
また、休憩の際には腰回し運動を行いましょう。
何度か説明をしていますが、足を肩幅程度に開き腰に手を当てて、
フラフープを回す様な要領で腰を回します。
最低でも左右50回ずつ位は回して下さい。
腰部周辺の筋肉、特に腸腰筋の緊張がほぐれます。
これだけでもだいぶ腰痛予防になります。

◯バラコンバンドを活用する
腰痛があって移動が心配、という方はバラコンバンドを活用しましょう。

出来ればLサイズの太いバンドがいいのですが、旅行などで邪魔になる
ようでした、細いものでも巻いた方がいいです。
バラコンバンドを巻く強さは、少し緩めがいいです。強く締めてしまうと
長時間圧迫されて苦しくなってしまいます。
バラコンバンドはゴムの伸縮性が筋肉の代わりをしてくれますので
長時間座っている際に身体を支えてくれます。

また、ワンタッチのバラコンバンドを使用する際は、
マジックテープの合わせ部分を通常とは逆に、腰の方に持ってくると
座った時にマジックテープ部分がお腹の辺りにゴロゴロ当ることがなく
比較的快適に使用出来ます。

あとは長時間移動の前、また直後に治療を受けて
しっかり身体を整えることです。

楽しい旅行で思わぬ腰痛にならないよう、しっかりと対策をしてから
出発しましょう。