妊娠、及び産後の治療について -5-

妊娠、及び産後のケアについて。
このエントリについてはひとまず今回で最後となります。

○妊娠後期のケア
8ヶ月を越えて臨月に近づいてくると、いよいよお腹も大きくなってきます。
前回紹介したLサイズ4mの妊婦巻きで骨盤及びお腹周りを支えるだけでは
足りない方も出てくるはずです。その時には腰用のワンタッチバンドを併せて
使用する事をオススメしております。

通常の腹帯やさらしと違い、バラコンバンドはゴムで出来ています。
伸縮性もあり、圧迫感もなく苦しくないと好評です。また、ゴムの弾力性があるので
筋肉の代用をしてくれます。日常動作もラクに行えます。

腰や背中の痛み、お腹の張りなどは治療で改善出来ます。
またこの時期になると出てくるのは逆子の問題です。

逆子は骨盤の開きが充分でなく、通常の状態では窮屈な状態だと起こるようです
(逆子でいらっしゃるお母さんはだいたい骨盤が詰まっており、多少固いです)
早い方ですと一回の骨盤調整で逆子は治ります。骨盤を正しい位置に戻すので
ツボ(経絡)などを刺激するよりも確実ですし、何より身体もラクになります。

骨盤調整は臨月まで治療は受けられます。
しかし出来るだけ早く治療を受けた方がいいかと思います。

○出産後のケア
最後に出産後のケアについて書きます。
出産後は3-6ヶ月程度かけて少しずつ開いていた骨盤が戻っていきます。
緩んでいた靭帯や腱も元の弾力性を取り戻し、骨盤は元の位置に戻ります。

この時に骨盤の戻りが悪い(または転倒した、無理な姿勢を続けた等
外的要因がかかると)と、骨盤が歪んだまま固定されてしまう事があります。
そうなると慢性腰痛の元になってしまいます。
忙しくて時間の取れない時期ですが、出来るだけ早く治療を受けて頂きたいものです。

また、産後骨盤周りに脂肪がつくのを防ぐには、腰回し運動をオススメして
おります。腰回し運動をすれば骨盤周囲の循環も良くなり、産後極端に太ることは
ありません。

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以上、何度かに分けて概要ですが妊娠、産後の治療について説明致しました。
ここには書ききれない事、またここには書かれていないが知りたい事などあるかも
しれません。
もし何かありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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